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土佐文旦とは?

文旦は東南アジア原産の柑橘です。
ボンタン、ザボンとも呼ばれ土佐文旦のほかにも、水晶文旦、阿久根文旦などの種類があります。
土佐文旦は昭和初期に高知県土佐市宮ノ内地区で栽培方法が確立され、現在は高知県の特産品となっています。
目を見張るほどの黄色く大きな果実。
さっぱりした酸味・甘み・ほんのりした独特の苦味でバランスの良い味わいに加え、大粒の果肉のプチプチした食感と果汁がジュワーッと口いっぱいに広がります。

TAMURA KAJUENの文旦園は南国高知の太陽の光がたくさん当たる南向けの斜面、水はけの良い好条件の山で丹精込めて育てています。

土佐文旦 栽培の流れ

5月 花つけ(人工受粉作業)

GW頃に土佐文旦の花が一斉に開花し受粉作業がはじまります。
土佐文旦は自分の花粉では受粉しにくい特質があり、他の柑橘類の花粉を付ける必要があります。
その為、当園では小夏の花粉を梵天という羽毛を使い人工で受粉していきます。
種が入らないと大きく、美味しい果実になりません。
栽培の中でも最も重要な作業です。

4月中旬頃から小夏の花が開花する前の蕾を一つ、一つ相当な数を手作業で採り、蕾の中に入っている黄色の葯を取り出します。

6〜7月 摘果作業

受粉作業が終わり1ヶ月程で、果実がピンポン玉くらいの大きさになってきます。
摘果作業では品質の良い物を残し、変形や傷のある物を切り落とします。
枯れ枝などで傷や変色を防ぐ為、取り除き高品質な果実を栽培していきます。

8月 草刈り

文旦山では雑草が最盛期。
炎天下の中、重労働の草刈りが始まります。
やっと終わったと一息ついたのも束の間。
最初に刈った場所は伸びてしまいまた振り出しです。

9〜10月 仕上げの摘果作業

大きくなってきた果実を落とすのに躊躇する時期です。
たくさん実のらしてたっぷり収穫をといきたいところですが、
果実が大きくならないばかりか、樹に負担をかけてしまう為、
基準を満たしていない果実などを落としていき整理します。

12月 収穫・追熟

年末~年明けにかけて待ちにまった収穫作業が始まります。
収穫した文旦はすぐに出荷せず、野囲いし藁を敷き自然の中で貯蔵され約1か月かけて熟成(追熟)させていきます。
収穫後すぐの文旦は酸味がキツく、甘味とぶつかり合っていますが、追熟させることで酸味と甘味のバランス良くなりとても美味しい土佐文旦となります。

2〜3月 出荷・剪定作業

熟成した最高の状態の文旦を野囲いから取り出し、水洗い、選別。
真心込めて一玉ずつ丁寧に箱詰め作業を行いお客様のもとへお届けしています。

出荷時期と同時に文旦山では次の栽培に向けて剪定作業を行います。

※当園の出荷時期は2月上旬から4月上旬予定